See-Voice Remixes & Reworks

2022年01月27日(木)にパソコン音楽クラブの3rdアルバム『See-Voice』のリミックス・リワーク集

『See-Voice Remixes & Reworks』が1/27 0:00より各種配信サイトにてリリースされております。

オリジナル曲の参加ボーカリストである猪爪東風(ayU tokiO)さん、Tokiyo Ooto(And Summer Club)さんに

よりボーカルを含め全トラックをレコーディングしなおした“Rework”と

川辺素(ミツメ)さん、Aiobahnさん、ind_frisさん、リョウコ2000による“Remix”を計6曲収録しております。

 

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アルバムを出すたびに毎回リミックス集的なものを出しているのですが、

今回オリジナルに参加してくださっているボーカリストの方々が電子音楽というよりは

バンド・宅録という形態でご活躍されている方が多く、

せっかくなのでボーカリストの方々の解釈や文法で組み直してもらうような作品集がだせたらなと思って

リミックス・リワークという形でまとめることにしました。

 
曲を作ってボーカリストの方に歌ってもらった後その人にアレンジもやってもらうって

なんかややこしい構造になっていますが、そこも含めて色々と面白い作品集なんじゃないかと思います。

ちなみに表記についてですが、便宜上ボーカルを歌い直しているものはRework、

原曲のボーカル素材を用いているものはRemixとしています。
 

ジャケットについてはオリジナルに引き続き杉山峻輔(スケブリ)さんにデザインをお願いし、

写真は寺沢美遊(みゆとと)さん撮影のものを使用させていただきました。


リミックス・リワークの音源集というのは、一つ一つの曲について、

視点を変えて音楽を捉え直すようなイメージがあったので、

オリジナルはガラスドームを引いて見た写真であるのに対し、

今回はガラスドームの内側から撮った写真を使ってイメージにぴったり合わせていただきました。

素敵なお写真、デザイン本当にありがとうございました!

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以下トラックリストとパソコン音楽クラブによるコメントです。

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【M1 Listen (ayU tokiO Rework)】

今作1曲目のリワーク作品。ayU tokiOさんの「あさがお」を聞くたび、いつかこんな

多重コーラスワークを自分たちの曲でやれたらなあ、

なんて思っていましたが、まさかのayU tokiOさんご本人が叶えてくださり、この世への未練が無くなりました。

室内楽ポップス(というと語弊がありますか)な編成が素晴らし過ぎるし、

俺は本当はこんな音楽がやりたかった!という思いで一杯になりました。

原曲のフレーズを更に緻密でポップ、かつサイケデリックなアレンジを施していただきとにかく最高です。

ドラムは原 "GEN" 秀樹さん、ベース大塚 智之さん。ストリングスあっこさん、

ピアノもりかあわづ茶さん、盛りシンセやサンプル&パーカッションはやなぎさわまちこさんの布陣との!豪華すぎる。
 

【M2 遠くまで (ind_fris Remix)】

 
ind_frisさんによるリミックス。生温かく、エーテルで満たされたような音のテクスチャーに

身を委ねるかのようなリミックスに仕上げていただき最高です。

音の満ち引きの上で穏やかに鳴るフィードバックが静かに恍惚感を増幅させ、

更には原曲では表現しきれなかったシリアスな場所まで連れて行ってくれるようで、

嬉しさと共にリミックスの醍醐味を感じます。
 

 
【M3 Panorama (Aiobahn Remix)】

 
See-Voiceを出したときにAiobahnさんが随分とこのアルバムを気に入ってくださっているのを知りまして、

個人的には予想もしないことでとても嬉しかったです。リミックス版を作るとなった時に、

それを思い出しましてぜひオファーしたいなと思いました。

全体の中では最もダンスビートとしての枠組みがしっかりとある曲だとは思うのですが、

身体性に振り切らず歌詞やメロディー に寄り添って抑制を効かせたアレンジに仕上げてくださっています。

単曲としての素晴らしさはもちろん音源集全体の流れの中にしっかりとフィットしていて、さすがとしか言いようがありません。
 
 
【M4 潜水 (川辺素 Remix) 】

 
この楽曲が川辺さんの手に掛かるとこういう感じになるんだなあという驚きが第一印象にありました。

原曲にはなかった波の満ち引きと太陽の光を想起させる感じがあり、

原曲を聞いて自分にはこういう余裕がたりてないよなーと思ったり。

ちょうど今年はもう少し余裕のある音楽を作ろうという気持ちになっていたので、なんだか背中を押された気分です。

リミックスだとかリワークというのは、自分にはない視座で音楽を捉えられるのが

面白いなあといつも思いますが、この曲は特にそれを感じました。

 
【M5 Voice (Tokiyo Ooto Rework) 】

 
今作2曲目のリワーク作品。ListenのayU tokiOさん同様、

僕たちの曲を自分のものにして歌ってくださっていることにただただ感謝。

もちろんご本人の曲は全然違うセンスのメロディーですが、

Tokiyoさんのエレキギターの弾き語りをベアーズで聞いたときのディレイ、ディストーション、ノイズ、

とにかくヤバかったなあみたいなのが蘇ってきまして、ほとんど誰にもわからない感動で満たされていました。

 
【M6 海鳴り (リョウコ2000 Remix)】
 
原曲を作っている時点でジャングルのビート、具体的に言うと

ChameleonのClose your eyes and listen的なものをイメ―ジしておりまして、

完成前からこれはリョウコにリミックスを頼みたいな~と思っていたのですが、実際に依頼してみると、

リバーブの轟きの中に、優美で叙情的な映像が静かに立ち上がるかのような、

リアルClose your eyes and listen仕様が戻ってきてひっくり返りました。

最終回という感じで最高です。リョウコの次の新譜が恐い!

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デジタルリンク
https://linkco.re/11vFFp6U

アルバムとはまた違った楽しみ方ができると思いますので、是非聞いてみて下さい

宜しくお願い致します!






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